照明器具のメンテナンス メニュー
①省エネと掃除の関係(現在地) |②白熱電球 |③蛍光灯 |④LED電球 |⑤清掃の仕方1.照明器具の掃除の仕方
1-1. 省エネと照明器具の掃除
照明器具のメンテナンス(掃除など)を怠ると,どうなるのか考えてみましょう。
照明器具は1年間掃除をしないと,とてももったいない事になります。
何故かと言うと
寝室など比較的汚れのすくない場所で約10%。
キッチンやダイニングなどの汚れやすい場所等では約40%明るさが低下すると言われています。
つまり,消費電力はほぼ変わらない訳ですから,暗くなった照明器具でほぼ同じ電気料金を支払いつづける事になる訳です。
ねっ,もったいないでしょう。
半年に1度のお手入れが理想ですが,最低でも1年に一度のお手入れをする事が,同じ電力で快適な明るさを維持した生活が送れるということになります。
また,蛍光灯などは点灯時間の経過とともに,消費電力がそのままで徐々にですが明るさが低下していきます。
定格寿命12000時間の意味は,例えば購入時の明るさ2600ルーメンが2080ルーメンまたは1820ルーメンに減少したときまでの時間を言ってます。全光束に対して約80から70パーセントに減少したときの時間なのです。
ルーメン(光束,lm):光の量(1秒間に放射される光の総和)ランプから放射される光の量
12000時間は1日4時間点灯して3000日使った時に20%から30%暗くなるということですね。
暗さを感じたら,交換のタイミングと考えていいと思いますし,
掃除のときに,蛍光管をチェックして交換の有無を判断するのもいいだろうと思います。
交換の判断基準と,交換するランプに関しては,別の項で説明します。
例えば消費電流40W,明るさ(光束)2600ルーメン(㏐)の円形蛍光管の場合を考えてみましょう。
(1Wあたり65ルーメンの蛍光管です。)
同じエネルギーを使って40%明るさが低下するのですから
単純に計算して1560ルーメンまで明るさが減少するわけです。
1040ルーメンがロスする事になります。
ちなみに1040ルーメンは20W円形蛍光灯に匹敵する明るさです。
電気料金に換算すると
(従量電灯B40A契約で最初の120kWhまで1kWh17.87円。東電管内。)
1日4時間点灯を一か月:0.02kW×17.87×4時間×30=42.888円
1年丸々掃除しないで翌年も使い続けると,
1か月で40W蛍光灯1灯あたり42.888円無駄に使うことになわけです。
定期的に掃除をすることが省エネにもつながるということになりますね。
年に一度ぐらいは,めんどくさがらずに掃除をし照明器具の状態も確認するといいと思います。
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