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回答いたします。

結論からいえば,基本的にだめです。
定格の100W以下で使うのであれば問題ありません。

①100V60W ・・・・流れる電流は0.6A

②100V100W・・・・流れる電流は1A

     これが裸電球用電気スタンドの定格

③100V150W・・・・流れる電流は1.5A

熱量はWattageに流れた時間をかけるので,使った時間だけの熱を発生すると言うことになります。

長時間点灯していれば,相当量の熱が発生すると言うことですね。
どのぐらいの熱量を発生するかは,後で述べます。

電球のソケット部分からの配線は1.25SQ相当の電線が使われてると思います。

これは,熱,電流,引張りによる断線等を総合的に考慮した為の線材選択なのです。


理由


撚り線の電流容量

 芯数/線径  SQ・・・スケア(面積,平方ミリ)


①7C/0.12ミリ-0.08SQ 40℃ 1.5A 10本束ねると0.6A 1KM当たりの抵抗 239Ω

 
②12C/0.18ミリ-0.14SQ     3.5A      1.6A       62Ω

 
③20C/0.18ミリ-0.5SQ    5.5A      3.5A       37Ω


④50C/0.18ミリ-1.25SQ   10 A     4.5A       15Ω



これだけを考慮すれば,①の電線で十分なのです。 

しかし,電源投入時に約8倍程度の突入電流が流れます。





電気抵抗は長さ比例定数に比例し断面積に反比例。
そして温度上昇とともに大きくなる性質があります。

白熱電球の常温での電気抵抗は20Ω発熱時の温度は2700℃その時の抵抗は280Ω程度になります。

白熱電球の熱量に関して

熱量の単位としては、W(ワット)でもよいのですが、一般的にはkcal/hを用います。

照明器具からの熱量[kcal/h]=860×器具電力(kW)

1,000 lm当たりの発熱量を比較すると、
蛍光ランプ(40W1灯用)1.0に対し、白熱電球は4.5倍です。

つまり100Wの場合0.1KW×860×4.5=387[kcal/h]

   150Wの場合0.15KW×860×4.5=580.5[kcal/h]

と言う事から,100Wの白熱灯の代わりに150Wの白熱灯をセッティングすると言う事は
明らかに1時間当たりの熱量が200Kcal多く発熱されるということです。


1calとは1ccの水を1℃上昇させるのに必要な熱量です。
電熱線と白熱電球内のタングステンフィラメント(中心で光ってる部分)の部分の温度をを比較してみましょう。
電熱線の最高温度は約1200℃前後で使用されています。
これに対して白熱電球は,先ほど述べた用に常温での使用温度は2700℃です。
これからも白熱電球の発熱量がいかに大きいかわかると思います。
ただ白熱電球は,タングステンフィラメントの周りに低圧不活性ガスが注入されており,100Wのガラス表面の温度は,95℃口金の温度は115℃程度に低くなります。
それでも高いので,取り扱いには十分気を付ける必要があります。
実際に屋外型の制御盤等の内部には,調整のための照明のためと,防湿・防寒のために白熱電球を実装する事があります。










 なので,白熱電球の場合は熱の発生が大な為に電球の装着するソケット付近には,ジーゲル線(耐熱線)を使う場合もあります。

 


結論 

100V150Wの電球は,翌日定格電球を買ってるまでの暫定処置で短時間点灯するのであれば,問題ないでしょうが,継続して使うのは,電線や照明器具本体による火災の危険があると言うことになります。

過電流(定格電流よりも多く電流が流れる事)によるものよりも熱による物の方が影響があると考えてもらっていいと思います。





P.S.

電球を購入するとき100V**W,110V**Wとがあるはずです(絶対)。

100V電源で110Vを使うメリットをお教えいたします。

 5%程度の消費電流が下がり,寿命は2~3倍伸びます。

 ちなみに供給電圧の変動幅は91Vから107Vとなってます。

 今後は110V電球の購入をお勧めします。